Synergyを使ってMacとWindowsでマウスとキーボードを共有
2台の内、一方をサーバとすることにより他方のコンピュータで扱えるようになります。
今回は左にMac [ PPC G4 10.4.11]、右にWindows [ Vista Home Premium ] があり
Mac側をサーバとしました。
今回とてもお世話になったエントリ!
http://makion.jpn.org/blog/C463992368/E221415285/
http://p15.jp/2007/05/25/180833
GUIツールが下記で配布されていますが、これは使用できなかったため諦めました。
QuickSynergy
http://quicksynergy.sourceforge.net/
そこでまずは公式サイトのLatest Releaseよりソフトをダウンロード。
http://synergy2.sourceforge.net/
WindowsはGUIツールでクライアント側になりますので後述。
Macの場合はtar.gzファイルをダウンロード。解凍します。
解凍したファイルの中の「synergy.conf」を編集します。
これが結構キモになってきます。以下ソース。
section: screens
MYNAMEmac:
MYNAMEPC:
alt = ctrl
ctrl = super
super = alt
end
section: links
MYNAMEmac:
right = MYNAMEPC
MYNAMEPC:
left = MYNAMEmac
end
macは、 システム環境設定>共有の共有名
MYNAMEPCは、Windows側の名前はマシン名
Macが左側でWindowsが右側になるように設定しています。
section: linksの部分では自機からみてどちらにモニタがあるかを設定しています。
ソースの以下の部分でキーコンフィグ変更。
alt = ctrl
ctrl = super
super = alt
アップルのキーコンフィグをWindowsに適用させるというかCommand + CがControl + Cで使えるようにしています。実はWindows Server ToolsでWindows側のキーボードはMacのように使えるようにしているのですが、Synergy経由だとリセットされるようです。つまりデフォルトに戻ってました。
このあたりはLinuxのキーコンフィグ変更に似てますね。
(このキーコンフィグはHHKB用なのでご注意を。)
しかし作業前に名前がかぶっていたのでシステム名をコントロールパネルから平文で「MYNAMEPC」としたものを設定ファイルに記述したのですが繋がりませんでした。
で、最初に登録した時のコンピュータ名(MYNAME-PC)で繋がりました。
レジストリエディタの中身がXPとは大幅に変わっているので、HKEY_LOCAL_MACHINE
以下にもそれっぽいレジストリを発見できず。理由がイマイチ分かりません。
さて設定ファイルを書きましたら 「/etc」内に入れます。
ターミナルでmvしても良いですが、フォルダへ移動でも移動できます。
更に今回はMacがサーバですので解凍したフォルダ内の「synergys」を「/usr/local/bin」に入れます。
さて使用する前に、ファイアウォールを使っているのでポートをあけなくてはいけません。
システム環境設定>共有>ファイアウォールで新規ボタンをクリック、24800ポートを指定して説明にはSynergyを追加します。
これでターミナルから以下のコマンドを実行するとサーバが起動します。
/usr/local/bin/synergys -c /etc/synergy.conf -n mac >末尾はサーバの名前、この場合は共有名。
面倒だなあと思っていたらアップルスクリプトを使えばアプリとして保存できるとのこと!
スクリプトエディタ(アプリケーション>アップルスクリプト内にある)を使い、アプリとして保存。
do shell script "/usr/local/bin/synergys -c /etc/synergy.conf -n $(hostname -s)"
これが非常に便利で大変助かっています。このあたりはハイパーカードの時代を何となく思い起こさせるものがありますねえ。ユーザがいろいろなことが出来るのは素晴らしい。
なんというかここまで設定を残しておこうとメモしてきましたがMac側だけで息切れしてきましたよ・・・
では頑張ってWindows側の設定について。
ソフトをインストールします。exeファイルなので楽ちん。
インストールしたらプログラムを開いて設定をします。今回はクライアント側なのでMacの共有名を入力します。
このとき、mac.local のように「.local」をつけます。
ファイアウォールの設定。
Vistaでも同じくWindowsファイアウォールを開きます。(コントロールパネルの中にある)
左側メニューより、Windowsファイアウォールによるプログラムの許可をクリック。
ポートの追加(先ほどと同じ)と今回は念のため、プログラムの追加もしておきました。
Mac側でサーバが起動している状態でTestを押して成功するかを確認。
OKでしたらスタートを押せばタスクトレイに常駐します。
クライアント側は簡単な気がしますね・・・
次回はLinux側での設定をしてみようと思います、たぶん近いうちに(笑)
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