Touit 32/1.8 オートフォーカスで使えるプラナー

暫くメインのレンズとしてXF23mm F2 R WRを使用していましたが、画角はともかく写りがあまりに派手なこともあって原点回帰すべくTouit 32/1.8にしてみました。

最初に使っていたペンタックスK-Xのレンズがコシナのプラナー50mm F1.4でした。

名称は違えど新しいプラナーも「らしい」写りで早速、気に入って使っています。

ただプロビアで撮ると少し暗い空になるので、そんな時は2枚目の写真のようにアスティアで撮影しています。

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レンズ1本で

前の記事で書いたように、単焦点1本で撮っている/撮りたい理由について。
いつも刺激をいただいてる友人に教えてもらったサイトに感銘を受けたからです。
後からでも見れるようにメモしておきます。

 

EYESIGHT/INSIGHT – Photography blog by Keisuke Takahashi

「シンプルということ」

http://tokyogyango.doorblog.jp/archives/43265183.html

 

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写真を撮るということ

Nagoya station

 

写真は先週に撮影した1枚。

その時に思ったことや身近な話題で感じたこと。

「写真を撮りたい」と思って撮影に行くはずが、いつの間にか「機材を使いこなす」という目的に変わっている人が多い。
自分もついついオールマイティにレンズを揃えてしまったけれど結局のところSMC-M200/4なんて使っていないし、最近になって手に入れたタムロン90/2.5も街中では使えない。

大事なのはカメラを持っている時に撮りたいなと感じたものへ、気になった瞬間にシャッターを切ること。そのために僕は余計な事は考えたくない。

先週、X-E2にXF27mmだけを持って出かけたのだけど思わぬ障害に見舞われた。
オートフォーカスが信用できないのもあるけれど、フォーカスするポイントをいちいち切り替えるのがとても面倒で、撮ろうとした瞬間にひっかかってしまう。
こうなると自分の場合は慣れていることもあってマニュアルフォーカスの方が余程、自然に撮ることが出来る。
帰宅してからマニュアルフォーカスを試してみた。ピントリングを回しても、電気が操作するというか飛行機のフライバイワイヤみたいな感じでしっくりこない・・・

逆に良かったことは感度とフィルムモードは一度決めてしまえばその日は気分良く撮れること。
今のカメラにしてから気分良く撮れなかった事はないから、これは素敵なことだと思う。
ただし、気分良く撮って帰宅してモニタで見たらピントがきてないことは多々あるので注意しなくてはならない(苦笑)

というわけで軽さがとても気に入っているXF27mmを、MFの明るくて軽いレンズに替えようかなと。軽くてMFとなると・・・これはもうライカMマウントに手を出すしかない訳でマウントアダプターを注文しました。

いきなり本家ライカレンズは無理ですし、作例を見て気に入っているフォクトレンダーあたりで考えています。
焦点距離は換算40mm – 50mm近辺で。
しばらくはレンズ1本で何も考えずに撮りたいですから、どれにしようか悩みますね。

 

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ペンタックスK-x と富士フイルムX-E2(2)

前回(http://www.wintryblasts.com/article/?p=469)の続きです。

総じてペンタックスK-xの解像力はレンズに左右されます。
イメージセンサーが35mmより小さいAPS-Cはレンズの中央部分を使うことになりますので、古いレンズでも周辺部分の解像力がそれなりに高いはずなのですが・・・

とはいえ、K-xはトーンがきつくなくて自然な感じが気に入って使っていました。
当時、良い単焦点レンズを装着した時には満足する写りで高級機にも匹敵すると感じるほどでした。

しかしキットのズームレンズや少し解像力の劣るオールドレンズを使う時には不満が隠しがたくなってきました。
そんな時に富士フイルムからレンズ交換式のXシリーズが発売されました。

昔はNikon F90を使ってポジフィルムで仕事や趣味の写真を撮っていましたが、良く使っていたフィルムが「プロビア」。
そのフィルムと同じカラーモードがあって、近い色が出せると知り、魅力を感じていたところに、X-E1からモデルチェンジして発売されたのがX-E2でした。
一眼レフより軽くスナップするには最適で、フジノンの標準レンズ作例も素晴らしく、解像力とトーンに魅せられて購入してしまいました。

特に距離を歩いて撮影するスタイルでは機材の重量が厳しくなってきたところで、富士フイルムがXシリーズを発売していなかったら今ごろレンジファインダーでフィルム撮影をしていたかもしれません。

ではキットレンズであるXF18-55mmF2.8-4 R LM OISの作例から。

20131205_Sendai_4 Shiodome parking lot 20131129_4Kanayama

良いズームレンズというのは使う場所を選ばない。
解像力も十分に高く、カメラの性能もあいまって自然で素晴らしいトーン。
K-xも高感度に強いカメラでしたが、その上をいく高感度性能のおかげで夜景も苦になりません。
この上のXF16-55mm F2.8 R LM WR(長い名前ですね・・・)は、どれほどのものか非常に気になってしまうほど良いレンズです。

しかし単焦点ではどうなのかという誘惑に負けてXF27mmF2.8を購入してしまいました。

Auto Repair Shop NADYA PARK 2 Glass

XF18-55mmと比べて更に切れ味が増した観があります。
ぼかして撮っても良い質感、トーンも素晴らしい。
何よりパンケーキレンズで軽いこともあって常用レンズとなっています。

さて、X-E2のトーンなのですがレンズが良いこともあって、ペンタックスのようにレンズによって違いが大きく出ないように感じます。
フィルムのカラーが良く出てくれるので忠実な再現色というよりは富士フイルムの考えるトーンが出ていると思います。といっても不自然というわけではなく自然なのだけど味付けがされているといったところでしょうか。

K-xの作例を見ているとキットレンズなどでは少し薄く感じたり、古いレンズではコントラストがきつく感じたりしますが、そういったことがX-E2ではない。今はX-E2が自分にとって丁度よい色味なのだなと思います。

ペンタックスのオールドレンズでも解像度に定評にあるSMC PENTAX 28mm F3.5をX-E2購入時に手に入れていたので撮影してみました。

Tokyo St.1 At Nagoya station Subway entrance

ほんのちょっと青が濃い気もしますが、気持ち程度でしょうか・・・
解像力はXF18-55mmと同等といったところなので、積極的に持ち出すことなく防湿庫が居場所になっています。これが同じKシリーズのSMC PENTAX 35mm F3.5ですと青が極端に濃く、解像度は低めとなります。

という訳でX-E2はフィルムモードを使い分けることでその場での色補正がしやすいのでオールドレンズの出番は少なくなりました。今後は最近になって手に入れたフィルムカメラのペンタックスLXで使う予定です。

標準ズームを使っても単焦点を使っても解像力はK-xより上に感じます。
これは単純な画素数よりも富士フイルムの絵作りに秘密があるような気がしています。

さて味のあるレンズとなるともう少し極端な方向に振らないと面白くなさそうです。

重量も含めて、こんなラインナップが揃ったら面白いかなと思っているのが下記のレンズです。

・XF18mmF2.8 R
・XF27mmF2.8
・フォクトレンダー NOKTON classic 40mm F1.4 SC (Mマウントアダプター)

 

しかしこの後になってレンズ1本に絞り込みたいと思うようになりましたので次の記事に続きます。

 

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ペンタックスK-x と富士フイルムX-E2(1)

半年ほど前にカメラを買い替えたことを書いていませんでした。
ペンタックスK-xから富士フイルムX-E2にしました。
レンズも含めた違いを書いてみたいと思います。

ボケはレンズに左右される部分もありますので解像度・トーンを主軸に。
まずはペンタックスK-xから。

なかでも最も解像度が高いレンズとしてマニュアルですが、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZKの作例3点です。

_IGP4082 NadyaPark2 ProgresSteeringWheel

レンズの性能もありますが2段以上、絞った時の解像度は申し分ないです。
開放のボケ具合も非常に素晴らしい。
手放してしまったのが悔やまれるレンズです。
このレンズで撮影した場合のトーンは非常に自然です。
線も細く繊細な写りをします。

 

次にペンタックスのオールドレンズ。

IMGP8689 IMGP9003 osu_romy_laundry

左からSMC PENTAX-M 28mmF2.8、SMC PENTAX-M 50mmF1.4、SMC PENTAX 35mmF3.5です。
50mmだけ若干絞りが開け気味です。
記憶にあるイメージですが撮っていても少し周辺に粗さが気になる感じで、とにかく絞って撮っていました。
オールドレンズでは線が少し太く、トーンは少し濃い感じといったところ。
キットレンズよりもコントラストが高い気がします。

 

次はキットレンズのSMC PENTAX DAL 18-55mm F3.5-5.6を1枚と、
SMC PENTAX-DA 40mm F2.8 Limitedを2枚です。

Meiko triton from Kinjo wharf IMGP1838 IMGP2498

キットレンズのDA18-55mmは撮る頻度が少ないレンズでした。
どうしても広角で撮りたい時に使っていました。
トーンは自然なのですが、とにかく画像が粗い感じ。

DA40mmはパンケーキレンズですが解像力が高く、ツァイスの後に手に入れて良く使っていたレンズです。
遠景では良く見ると粗い部分もありますが、換算60mmという焦点距離を除けば使いがいのあるレンズ。
リアリティ溢れる描写で自然なトーンが持ち味です。

と、ここまで書いてきて息切れしてきたので富士フイルムとの比較はまた次回に。

 

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